100マイラーを夢見て

トレラン、軽登山、マラソン、トライアスロン等、耐久系アクティビティを楽しみながら、UTMFやトライアスロンロングディスタンス完走を目指していくブログです。

2018 野辺山ウルトラマラソンその4

59㎞エイド。片道4㎞程の野辺山唯一の往復コースの折り返し地点だ。
ここでへたれこんでいるM田さんと出会う。
 
そういえば昨年もM田さんとはここで出会った。
 
「ちょっとバテちゃったから、休憩してるよ~」とのこと。
少し心配ではあったが、顔色から致命的な状況ではないと判断し、エイドで水をかぶり、水分補給をする。

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M田さんによると、ダースベイダーさまはくまさんよりもっと先を行っているとのこと。
 
ということは自分が往復コースの55㎞地点の時には、ダースベイダー様は少なくとも8㎞以上前を走っていたことになる。
なんという64歳。。。と度肝を抜かれた。
 
さて、そろそろエイドを出発しなければ。M田さんに声をかけると、M田さんはトイレに寄ってから出るとのこと。
後から聞いた話だが、この時点でM田さんは内臓をやられていたらしく、この後、何とか走り出すも、体調が回復せず、71km手前でリタイヤしたらしい。
 
エイドを出ると、エイド直前を走る人たちはいかにも疲労困憊で、トボトボと歩いている人が多数。
そういえば、去年も同じような状況で、声をかけながら走ったな~~と思い出しながら、
 
「あと200mでエイドですよ~」
 
「あと300mでエイドですよ~」
 
と、反対車線に声をかけながら走る。反対車線のトボトボ歩いている人たちも「ありがとう~」と言ってくれ、
走り始める人が何名かいた。
 
60㎞通過、予定時刻が 12:40 のところ 12:38。かなり順調、かつ予定通りだ。
(本当は結構頑張ったから、多少余裕ができてるつもりだったが)
 
と、61㎞を過ぎたあたりで「お~い、○○く~ん」と、自分を呼ぶ声がする。
 
M本さんだっ!!なんと、正直もう会えないかと思っていたM本さんとすれ違うことができた。
予想外だったが、うれしくてたまらず、
 
 
「ゴールで会いましょう!絶対ですよ!」
 
 
と、すれ違いざまに声を掛けた。
 
すれ違った地点から逆算すると、M本さんの制限時間はかなり厳しい。その証拠に、そこから1㎞も進むと
M本さんと同じ白ゼッケン(5:00スタート組)はほとんどおらず、黄色ゼッケン(5:15スタート)がいるだけだ。
ただ、あの状況からここまで復活してきたのだから、きっとゴールしてくれる。そう信じて自分も走り続けた。
 
さて、ここからは少しずつ登り基調になってくる。しんどいところだ。
 
そして、気温もかなり高くなってきて、ボトルを持たなかったことに少し後悔してきた。
途中のエイドでしっかり水分補給をするよう心掛けながら進むが、そろそろエイドの飲み物も飽きてきた。
 
と、65㎞あたりだろうか。登り坂の途中のバス停で地味な私設エイドの方が一人。

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なんだかよくわからないや。。。と素通りしようとしたが、一応、声をかけてみると、なんと、昨年は35㎞エイドに出していたフルーツポンチだった!!

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迷わずフルーツポンチをいただく。めちゃくちゃうまい。35㎞地点ではがっかりしたが、今年はもう食べられないと
思っていただけに、とてもうれしかったし、本当においしかった。
 
このフルーツポンチで元気が出た。おじさん、ありがとう~~。
ちなみにこのおじさん、チャレンジ富士五湖でもエイド出してるそうです。
ぜひ皆さんもこのフルーツポンチを目当てに参加してみてはいかがでしょうw
 
さて、ここから先はぐぐっと登りがきつくなる。だらだらと登る坂道。暑さも手伝い、走ることができない。
応援に来ているはずの先輩ともまだ会うことができない。
 
もうすぐで70㎞、というところで斜度8%の道路標識。おいおい、やめてくれよ。。。と、ますます走る気が失せる。

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70㎞通過、予定時刻 14:06のところ、14:04。全然時間に貯金が作れないまま71㎞エイドに到着。
 
ここで2回目の荷物受け取り。
 
そもそもここではジェルしか入れておらず、持ってきたボトルと帽子を返すだけの予定だったが、その帽子と
ボトルも42㎞地点で持ってこなかったので、ジェルを飲み干して終了。
 
そして、そろそろエイドの恒例となった、会社の先輩への電話。
 
「おお~、もうそんなところか~。はえ~な~。もうすぐもうすぐ」とのこと。なんなんだ一体。このままだと馬越峠を越えてしまう。
 
ここではエイドに山菜そばがあったのでいただく。これもおいしい。

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他、42㎞地点にあったエナジードリンクなどもいただき、エイドを出る。
さて、ここから少し上るとこのコース最大の難所、馬越峠だ。
 
 
ようやく野辺山ウルトラもクライマックス。というところでまた次回に続く。。。。
 
果たして次でゴールできるのか?先輩には会うことができるのか?w
 
 
と期待している人がいるかどうかはわからないが次につづく。